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<<   作成日時 : 2005/02/25 20:42   >>

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路面電車の愛称として使われている言葉ですが、最近はあまりこんな呼び方をしなくなってきたような気がします。実際に路面電車に乗ってみても、一部の地域以外では、どうしてこの呼び方をするのか分からない方もいらっしゃるかもしれません。
もともとは、電車が出発するときに、車掌から運転士へ発車の合図をする際に、ベルを2回「チン、チン」と鳴らしていたものが由来です。もともと日本の電車は路面電車から始まっているので、路面電車の愛称として使われていたということは、相当に昔からそういう愛称があったことになります。名古屋鉄道・京阪電車などでは、普通の電車でもベル2回が発車の合図となっています。特に名鉄では、車掌乗務で一般車であれば全車両で、発車前にベル2連打の音がします。

ところで、当の路面電車ではワンマン化が進んでいて、車掌乗務の路面電車を探すのが大変なくらいです。広島電鉄の宮島直通電車は車掌乗務ですが、こちらはブザーに変わっています。それではもう日本では、「ちんちん電車」の由来を確認することはできないのか?というと、そんな事はありません。先に「一部地域以外」と書いたのは、まだ残っているからです。
それは東京都交通局の路面電車、いわゆる「都電」です。1977年に完全ワンマン化が行われた際に、それまで車掌が肉声で「発車します」と案内していたものがなくなるため、何と「2連打ベル制御器」というものを開発、取り付けを行いました。乗車扉と降車扉がどちらも閉じられたら作動するようになっています。

今や路線バス・路面電車はワンマンが当たり前の世の中、もう2連打のベルはなくても大丈夫だと思いますが、都電ではたとえ最新型の8500形であっても2連打ベル制御器が装備されています。都電自体が観光名物と言ってもおかしくないのですが、逆にそんな状態だからこそ、路面電車の初期の名残であるベル2連打は、都電には欠かせない風物となっているような気さえします。
日本の路面電車でがんばっているところはいくつもあります。広島・長崎を筆頭に、発展を続ける路面電車を見るのは頼もしいですが、都電には路面電車の原点がある、と思っています。

ちなみに、路面電車のバリアフリー化を最初に実現したのも、実は都電なんです。完全ワンマン化の時にステップを廃止し、ホームを嵩上げ、ホームへ上るのもスロープになっていて、車内には車椅子スペースがあります。日本ではじめて本格的に車椅子対応の鉄道車両となったことで、都電の新7000形が鉄道友の会からローレル賞を受賞したのは1978年でした。まだバリアフリーという言葉さえない時期に、乗客にやさしい路面電車に仕立てた当時の関係者は、間違いなく先見の明があったのだと思います。

(追記)
ときどき熊本市電9700形が「日本初のノンステップ路面電車」として紹介されていますが、違いますよ〜。ノンステップ路面電車は都電の新7000形が日本初で、熊本の車両は「日本初の超低床路面電車」が正しいです。

【都電全盛期の頃をとりあげた本】
都電系統案内―ありし日の全41系統
都電系統案内―ありし日の全41系統 (RM library (22))

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タイトル (本文) ブログ名/日時
路面電車が走る街
鹿児島は今でも路面電車が走る街。九州ではほかに長崎・熊本でも現役の路面電車が頑張 ...続きを見る
海岸通り3丁目
2005/02/25 21:53

コメント(1件)

内 容 ニックネーム/日時
こんばんは。
こちらからもトラックバック送っておきました。

まあ、都電の場合は「逆転の発想」ですね。ホームの方を高くして、車両をそれに合わせる。そうすれば、なにも特別な低床電車など用意する必要がありませんね。最近、あちこちで低床電車が増えてきていますが、構造上どうしても車内のスペースを確保するのが難しくなって、定員が少なくなってしまうというデメリットがあります。その点、都電の場合は車両定員をさほど減らさずにバリアフリー化ができるという点で、メリットも大きいと言えるでしょう。
つばさ
2005/02/25 22:00

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