Cassiopeia Sweet Days

アクセスカウンタ

help リーダーに追加 RSS スーパーライナーおがさわら

<<   作成日時 : 2005/07/25 22:31   >>

トラックバック 2 / コメント 0

小笠原海運に導入される予定だったテクノスーパーライナーは、愛称も一般募集して「スーパーライナーおがさわら」と決まり、あとは就航を待つだけという状態でした。
これだけ鳴り物入りで宣伝され、運航開始が期待されていたのに、運航できないというのは…。
小笠原航路の世界最高速客船、燃料高騰で就航断念
国策として約115億円を投じて開発・建造された世界最高速の大型客船「テクノスーパーライナー(TSL)」について、国土交通省と東京都は、今年11月に予定していた小笠原航路(東京〜父島)への就航を断念する方針を固めた。
海運会社が原油の高騰で採算の見通しが立たないとして同船の運航に二の足を踏む中、同省と都は赤字が前提の公費助成は不可能と判断した。“夢の高速船”は実動も見ずに廃船となり、財政投融資資金などで賄われた巨額の建造費が無駄になる可能性が強い。
TSLは船体をホーバークラフトのように空気圧で浮かし、大型船では世界最高速の時速約70キロを実現。今年11月、片道約1000キロの小笠原航路に就航する予定だった。しかし今年6月、船を所有する政府系企業とリース契約を結んでいた「小笠原海運」が、昨夏以降の原油高に伴う燃料費の高騰から、年約20億円の赤字が見込まれるとして、契約破棄を通告した。
このため、国交省造船課と都は、計50億円でTSLを買い取り、小笠原海運へのリース料を年約8億5000万円から2億円前後に引き下げることを計画。それでも見込まれる年10億円程度の赤字は、新規の補助金を設けて補てんする見直し案を検討した。だが、財務省が「助成額が大き過ぎるうえ、抜本的な解決になっていない」としたほか、国交省内にも反対意見が強く、造船課は今月中旬、来年度予算の概算要求に見直し案を盛り込まない方針を都に伝えた。
小笠原海運や同社の親会社の日本郵船は「助成が受けられなければ、裁判になっても契約はしない」としており、同社側による運航中止は決定的となった。(Yahoo!ニュース-読売新聞)

読売新聞では朝刊の1面トップになっていたので、見た方も多いのではないかと思います。まあ、小笠原海運では、助成さえあれば運航する、という意味合いのコメントは出していますが…。
一方で、まだあきらめきれないのは国土交通省で、こんな記事もありました。
就航へ公費助成も検討 小笠原の超高速船で国交省
今年秋の就航を予定している東京と小笠原諸島を結ぶ超高速船テクノスーパーライナー(TSL)について、国土交通省の岩村敬事務次官は25日の記者会見で「燃料費高騰で、運航を予定している小笠原海運の収支見込みが悪化しており、東京都などと対応を協議している」と述べ、同社への助成も含めた支援策を検討していることを明らかにした。
同社は2003年、三井造船などが出資するTSLの保有・管理会社から船を借り受け、運航する契約を結んだ。だが6月になって「年間20億円の赤字が見込まれる」などとして契約を白紙に戻す考えを示していた。
就航すれば所要時間が現在の25時間半から17時間に短縮されることから、岩村次官は「島民の利便性向上や観光需要の喚起、経済活性化などのメリットがある」と支援の意義を強調した。(Yahoo!ニュース-共同通信)

談話は国交相じゃないんですね…。それはともかく、こちらの記事は夕方になって出てきていて、読売の記事のほうが先走っているのか、それとも共同通信のほうが情報が遅いのか、はたまた岩村次官がのんきなことを言っているのかは、ちょっと分かりません。他紙も何かしら記事にしてくれると判断しやすいのですが。
運航費用が云々と言う話になると、「赤字になるのが分かっていた」とか「補助金なしで運航できないようでは無駄遣い」とかいろいろ意見が出てきますし、反論する気はありません。しかし、小笠原の人たちのことを考えると、何とか運航して欲しいと言う気もします。

ところで、テクノスーパーライナーそのものは、別に小笠原が初めてというわけではありません。静岡県で清水〜下田間を結ぶ高速フェリー「希望」が運航しています。燃料費ということではこちらも同じ状況とは思いますが、こちらの船の場合は「防災船」というのが本来の目的で、平常時にカーフェリーとして使用している、という状態です。本来が防災船である以上は、採算などは無視されていると考えて問題なさそうです。さらに言えば、もともとこちらは実験船だったものを購入・改造して使用しているわけで、まったくの新造船ではありません。

しかし、「スーパーライナーおがさわら」では、防災船というような目的はなく、離島の振興とか、そういった面ばかりが目立ってきたように思います。もし「スーパーライナーおがさわら」も、防災船などの他の目的に利用できるというふれこみで、そういう構造で作っていたら、どうなっていたのでしょう?お金がかかるのは何をやったって同じですけれど、「万が一のための備え」を無駄使いと言う人はあまりいませんし、風当たりが変わってきたのかもしれません。計画段階で、目的を限定してしまったのが、一番の失敗だったような気もします。

設定テーマ

関連テーマ 一覧

月別リンク

トラックバック(2件)

タイトル (本文) ブログ名/日時
おがさわら丸とTSL
すっかり小笠原フリークになっちゃったぼぅです。 ...続きを見る
徒然日記 (`・ω・´)
2005/09/25 15:54
心のふるさと、小笠原
学生時代によく訪れた地、小笠原。 東京から南に1000km、本土からの唯一の交通手段は片道25時間半の船のみ。 ...続きを見る
チョンボな外貨投資
2005/09/30 00:21

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文