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zoom RSS まもなく常磐線ダイヤ改正、特別快速は130キロ運転

<<   作成日時 : 2005/07/07 00:01   >>

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あまり高速運転という言葉とは結びつかないようなイメージもあるJR東日本(回復運転というのもあまりイメージできない人がいるらしい…)ですが、今回のダイヤ改正は一転して高速運転となるせいか、注目度も違うようです。
JR東日本:最高時速「130キロ運転」 最新型快速電車デビュー−−常磐線/千葉
◇TX対抗、最高時速「130キロ運転」−−9日に実施、ダイヤ改正の目玉
JR東日本は常磐線で9日に実施するダイヤ改正の目玉として、快速に「E531系」と名づけた最新の電車90両をデビューさせ、最高時速「130キロ運転」を始める。今の快速に比べ30キロものスピードアップだ。8月24日開業し常磐線のライバルとなる「つくばエクスプレス」(TX)が、通勤鉄道では最も速い130キロ運転を計画しており、JR東日本はライバルのTXに利用客を奪われないようにと、高速運転で先手を打つ。
JR東日本での130キロ運転は、すでに常磐線特急「スーパーひたち」などで行っているが、通勤電車では初めて。同社はこの新型車両を使い、県内では柏、松戸だけに停車する「特別快速」を、データイムの1時間おきに上下計11本運転。柏−上野間は今より最速で6分短縮の23分となる。
在来線鉄道では、踏切事故などを防ぐためブレーキをかけて600メートル以内で停車させるのが安全の目安とされ、最高時速は120キロまでが主流。しかし安全技術も向上し、踏切のない高架区間などで130キロやそれ以上での運転も特例として国が認めている
青函トンネルでの140キロ運転の例などもあるが、130キロは通勤鉄道では、ほぼ究極の速度。JR東日本とTXが130キロ運転にこだわるのは、このためだ。TXは130キロ運転のため線路を高架とトンネルにし、踏切はゼロ。安全対策として、すでに常磐線で新型自動列車停止装置(ATS−P)を設置している。
JR東日本では、年間約140万人の常磐線利用者のうち、約10万人がTXに流れると予測している。(毎日新聞)
ところで、この記事だと、ATS−P設置や立体化が130キロ運転の条件のように見えてしまいますが、実際にはそうではありません。また、600m以内で停車できることは、目安ではなく規則です。
まあ、福知山線の事故でATS−Pがかなりクローズアップされましたから、そういう意味では「安全対策はちゃんとしてある」というニュアンスで、分かりやすい例を出しただけなんでしょうけれど、もう少し詳しく説明してもいいんじゃないかな?という気はしました。

では、車両の最高速度はどのようにして決めるのかということになりますが、ズバリ「600m以内で停車することのできる速度」ということになります。つまり、最高速度を高くするためには、モーターやエンジンの出力を強くするより、ブレーキの確実さのほうが重要になってくるわけです。
例えば、本文中でも名前が出ている「スーパーひたち」に使用されている651系電車は、130キロから非常ブレーキを使用した場合、480mで停止できるそうです。北海道にも130キロを出す特急は多く走っていますが、こちらは冬の降雪時であっても、非常ブレーキをかけてから600メートル以内で停止できるそうです。

で、600メートル以内に停止できない場合、その場合は完全立体交差で踏み切りがないことを条件に、特別認可をしているのです。青函トンネル・ほくほく線・湖西線などは特認なのです。
ちなみに、一番極端なのは言うまでもなく新幹線で、非常ブレーキをかけてから停止するまでにはどうやっても2〜3キロくらいかかるため、完全立体交差だけでなく、たとえ鉄道員であっても線路に下りるには許可が必要、ということになっています。何しろ、「新幹線特例法」というものがあり、許可なく線路に下りただけで罰金刑という厳しいものになっています。

また、JR東日本のE217系以降の車両については、高速運転向けの車両は衝突時のことを考えていて、高速運転向けの車両は自動車並に「クラッシャブルゾーン」(衝撃吸収構造)と「サバイバルゾーン」(乗員保護空間)を考慮して設計しています。
この構造のために、運転室の奥行きは何と2mにも及んでいます。もちろん、常磐線の特別快速で130キロを出すE531系だって例外ではありません。

つまり、まとめてみると、こんな感じですね。

「保安装置は最新のもので、高速性能だけでなく衝突まで考えた構造の車両を使用して130キロで運転」

せっかく肯定的に書いてくれる気があるのだから、こんな感じで書いてくれれば、読んだ人も利用者もより安心してくれるかな?と思います。

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タイトル (本文) ブログ名/日時
JR東日本:最高時速「130キロ運転」 最新型快速電車E531系デビュー−−常磐線
平成17年7月9日(土曜日)、常磐線でダイヤ改正が行われた。 ...続きを見る
tsubasa☆のTrack0
2005/07/11 12:14

コメント(3件)

内 容 ニックネーム/日時
若干,事実誤認があるようですが,従来の「鉄道運転規則」では非常制動距離600mが明記されておりました.
しかしながら,鉄道運転規則はすでに廃止されており,現在の「鉄道に関する技術上の基準を定める省令」では非常制動距離600mは記載されておりません.
解釈基準では「600m以下を標準とすること」とされていますが,解釈基準=規則ではないので,報道の「目安」という表現は妥当だと思われます.
とおりすがりのものですが…
2005/07/09 04:05
ご指摘ありがとうございます。廃止になっていたのは知りませんでした。改めて確認したら、廃止はつい3年くらい前の話なんですね。とりあえず本文の訂正はしないで、コメントを訂正代わりとします。
全面訂正しないのは、651系が登場した時には鉄道運転規則も存在し、その制約の中で特認なしで130キロ運転を行っていることもまた事実なので…。
のぞみくん
2005/07/10 19:40
 JR東日本E531系は、快速運転の時は時速130キロ運転を行っていますが、これにJR西日本223系新快速が対抗しているものと思われます。JR西日本223系新快速も時速130キロ運転です。同じ運転スピードです。JR西日本はトップのスピードを要求しているかも知れません。JRの中で一番スピードが速いトップの1位は、JR西日本です。
JR東日本E531系常磐線VSJR西日本...
2006/03/18 23:03

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