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zoom RSS ローカルバス路線はどこも厳しい状態…

<<   作成日時 : 2007/12/29 15:12   >>

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信南交通が路線バス直営から撤退、運行受託を協議へ』(信濃毎日新聞)

もともと、信南交通は1980年代の時点で「倒産寸前のバス会社」とまで言われるほどの経営難だったので、実はあまり驚きはなかったりします。そんな会社がどうして今まで持ちこたえてきたかというと、高速バスのおかげなんですね。

1975年に中央自動車道の恵那山トンネルが開通したのを機に、それまで一般道経由で運行していた名古屋〜飯田の急行バスを高速バスにのせかえて、「中央道特急バス」として運行したのが、信南交通の高速バスの始まりでした。
ところが、乗客は確かにそれまでより増えたのですが、高速バスにすると同時に値下げも行なっていたので、あまり経営状態には寄与しなかったのでした。そんな路線でも、国鉄の急行「伊那」を配意しに追いやるだけの威力はあったのですが…。

そして、1984年12月には、新宿への高速バスとして「中央高速バス」に参入しました。もともと飯田の辺りは経済圏が名古屋に向いていて、しかもそれより遠いところへ高速バスを走らせるということで、「果たしてそんな路線で乗客が集まるだろうか?」と考える人は多かったそうです。中央道特急バスがそんなに儲かる路線ではなかったこともあったのかもしれません。
運行開始すると、たちまち連日満席で出発する状態となりました。1便あたりの利用者は中央道特急バスの1.4倍となり、1985年だけで50万人も利用するという状態になりました。それだけではなく、なんと1985年度の信南交通の決算は、単年度黒字を計上してしまったのでありました。
倒産寸前と言われていたはずの会社が、単年度黒字を計上できるということで、高速バスがバス会社の経営にとっては重要な位置づけになりえることを示した実例といえます。

そうはいっても、ローカルバス路線の厳しい状況は変わりませんので、もしかすると黒字を食いつぶしてしまうかも知れない…という懸念はあると思います。

現実問題として、バス路線を残すのであれば、自治体や住民はバス会社任せにするべきではありません。以前、松本電鉄の路線バスが廃止になる際に、「利用促進できるかどうか分からないし、補助もできないけれど、地域のために残して欲しい」と言ってきた自治体があったという話を聞いたことがありますが(当然、会社側では一蹴したそうですが)、それでバス会社の経営を圧迫するのであれば、路線どころか会社そのものがなくなってしまう可能性もあるわけですから…。

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