アメリカン航空はかなり鷹揚な航空会社かも?

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JAL(JAL/JL/ジャパンエア・ジェイバード)の「ワン・ワールド」加盟に関する記事を書いた時には「全方位外交のような提携は終わるかも…」と書いたのですが、ふとアメリカン航空(AAL/AA/アメリカン)の事例を思い出すと、どうもそうでないような気もしてきました。
国際航空連合に加盟へ 独自路線を転換、日航
日本航空は25日、世界の大手8社で構成する国際航空連合「ワンワールド」グループに加入すると発表した。原油高などで業績が悪化する中で、国境を越えた複数社間の業務提携により路線網を拡大、空港カウンターなどの相互利用を通じコストを抑える。マイレージサービスの拡充や営業強化も見込む。約1年後の正式加盟を目指す。
日本航空はこれまで、世界の大手航空会社で唯一、航空連合に加盟せず、個別に提携を結ぶ独自路線を歩んでいた。
新町敏行社長は方針転換について「(1999年に発足した連合の)活動が成熟、世界の航空業界が連合単位で動く時代になった」と述べた。連合加盟後もタイ航空など22社との個別契約は継続するとしている。(Yahoo!ニュース-共同通信)
まあ、黄色い部分なのですが、例に出ているタイ航空ならぬタイ国際航空(THA/TG/タイ)は「スター・アライアンス」加盟ですし、マイレージを提携しているエールフランス(AFR/AF/エアフランス)は「スカイチーム」加盟会社です。また、同じ「スカイチーム」加盟のノースウエスト航空(NWA/NW/ノースウエスト)に至っては、マイレージプログラム「ワールドパークス」の売りの一つにJAL国内線の特典航空券も含まれています。
特に「スカイチーム」は日本の加盟会社がないので、個別提携でもいいから何とか日系航空会社との提携を行いたいのかもしれません。

さて、アメリカン航空の事例とはどんなことかという話ですが…。

アメリカン航空の地域子会社であるアメリカン・イーグルは、便名もAA便を名乗っており、アメリカン航空と提携しているマイレージプログラムではたいてい「アメリカンイーグル運航便を含む」という注釈がありますから、事実上はアメリカン航空の一部です。
まあ、規模などは全然違いますが、エアーニッポン(ANK/EL/アンクエア)・エアーニッポンネットワーク(AKX/EL/アルファウイング)・エアーセントラル(CRF/NV/アリスエア)・エアーネクスト(NXA/7A/ブルードルフィン)などがほとんどNH便名を名乗っているのと似たような感じかもしれません。

ところが、ノースウエスト「ワールドパークス」のページを見ると、何故か「ワールドパークス」提携会社の中にアメリカン・イーグルの名前が見られます。つまり、AA便名とNW便名のコードシェア便が、アメリカン・イーグル運航で存在するということです。
ノースウエストはつい最近までアライアンス加盟していなかったから…と思ったら、何と「スカイチーム」創設時からの加盟航空会社のデルタ航空(DAL/DL/デルタ)も、やはりアメリカン・イーグルの運航便にDL便名をつけたコードシェアを行っています。ロサンゼルス(LAX)~サンノゼ(SJC)だけで、4往復ほどそういう便があります。下手をするとユナイテッド航空(UAL/UA/ユナイテッド)便名をつけたアメリカン・イーグル運航便もあるかもしれません。探すのが大変なので、確認まではしていませんけれど…。

言うまでもないことですが、たとえスカイチーム便名を持っていたとしても、その便名がついている会社以外のマイレージプログラムには加算はできません。しかし、それ以上に、その方が効率が良いと分かったら、たとえライバル会社系列であっても平気でコードシェアを受けてしまうというのが、さすがにアメリカの航空会社らしい…というよりは、アメリカン航空が鷹揚なんですね。

もし、JALがアメリカン航空のやり方を見習うとすると、まあいくつかの提携は終了となるでしょうが、「ワン・ワールド」以外の個別提携も残りそうな気がします。
どれが残るのかはわかりませんけれどね…。

この記事へのコメント

ぐっち
2005年10月29日 01:07
確かにスカイチームにとってJALとの提携は切りたくはないでしょうね。全日空が☆組に加盟して不採算路線を提携フライトで路線をカバーしたことで効率をあげ国際線を黒字にした例があるのでJALもそれを狙ってるんでしょうか。